2012年度WCS事業報告

国際奉仕委員会

1. 事業名称
「ラオスの子供たちに夢を」

2. 事業目的
「ラオスの子供たちに夢を」をテーマに、ラオスサイタニ―郡の小学校を訪問し、サッカーボールの寄贈事業をおこない、サッカーを通じてラオスの将来を担う子供たちが健全な肉体と精神を培い、将来に夢を抱ける子供たちとなることを目的とする。

3. 日程
平成24年4月5日(木)から8日(日)

4. 参加者
畳谷、石井、柳川、紙谷、淀井、清金 以上6名

5. 事業内容

4月6日(金) サイタニ―郡の小学校2校訪問(サイタニ―郡スポーツ課長 シータマ シンムック氏同行)
① ノーンサアート小学校(生徒数 357名)
 校長先生より、学校の実情説明とサッカー指導は校長自ら指導をしているという説明を受けた。
 現在所有のサッカーボールは4個
 生徒達にノート500冊を寄贈した。
② タン・オン小学校(生徒数456名)
 シーワントン(女性)校長先生から、日本の支援で学校ができたこと、サッカーの成績も優秀であるという説明を受けた。
 現在所有のサッカーボールは2個
 生徒達にノート500冊を寄贈した。

4月7日(土) ダンザン小学校訪問
① サッカー試合を観戦
 ドンマークカイ小学校対ダンザン小学校の試合が開催され、あいにくの雨であったが、生徒たちの真剣なサッカーを観戦した。小学校4,5年生を中心としたチームでしたが、サッカーのレベルは決して低いものではなかった。
② 賞品の贈呈
 試合に参加した生徒にガンバ大阪のボールペンを贈呈
 参加したチームにガンバ大阪のサッカーボールを各1個贈呈
 勝利チームの生徒にガンバ大阪のタオルを贈呈
 なお、今回の試合に参加した生徒には事前に新しくユニフォームが贈られており、そのユニフォームには吹田ロータリークラブのネームが入れられていた。
③ サッカーボールの贈呈
 サイタニ―郡内の50の小学校校長に対し、各3個サッカーボールを贈呈した。
 さらに、各校長にお土産(ボールペンセット)と郡関係者へのお土産(おかきセット)を贈呈した。
④ 食事会
 サッカー試合・贈呈式終了後、小学校内にセットされた宴会場にて、郡関係者,学校関係者との食事会に出席した。
 Ms.Khamphy (カンパイ)サイタニ―郡副郡長 T:55463163
 Mr.Bounty Syvongsa(プンティーシボンサ)教育副委員長 T:22248295
 Mr.Ssvay Loungoudom(サワイ)サイタニ―郡スポーツ開催担当
 T:(85620)56532576
 Miss.Sonphet Sonesaekda(ソンペット)教育部門、連絡担当
 T:(85620)55794022

6. 収支
添付収支表のとおり、残145,438円をWCS会計に戻した。

7. 総括
1) 今回のWCS事業として寄贈したサッカーボール(150個)とユニフォームは現地調達したもので、価格の妥当性は別として、これらのの事業自体は小学校の現状(ボール不足など)からして適切なものと思われる。
2) サッカーボール、スパイクの不足等物質的な乏しさは現実としてあるが、子供たちがサッカーを楽しんでいる姿は物の乏しさを感じさせない力強さに感銘を受けた。
3) ラオスにおけるWCS事業の当初計画では、サッカーボールの寄贈に終わるのではなく、地区サッカー大会への支援などを通じて、ラオスの子供たちに夢を抱けるようなサッカー環境の整備であったが、今回の事業でも十分にその目的の一部は実現できたものと思われる。
4) 最後に、今回の事業の準備にあたっては、現地旅行社にサイタニー郡とのコーディネイトも依頼したが、十分な意思疎通がはかれず、出発直前までスケジュール及び費用の確定ができず、事業内容、事業費用の内訳・価格の点で不明朗な点が残った。
5) 次年度は、できるなら旅行社には現地滞在中の必要最小限度の支援のみを依頼するにとどめ、事業内容の打ち合わせはクラブ側と郡関係者が直接行うことができればベストと考えるが、言葉の壁とラオス側の習慣(直前まで決まらないお国柄)とうまく付き合いながら進めるしかないであろう。

以上
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