2014年度WCS事業報告

国際奉仕委員会

ミャンマー国際奉仕事業報告

岡本幸治

今回の国際奉仕活動の事業目的は、
【ミャンマーの村・2カ所に綺麗な水を確保できる深井戸1基と衛生的なトイレ40個を設置する事に依り、住民の病気を予防し衛生状態の改善と健康意識の向上を図る 】
でありました。

訪問日程は2015年1月30日から2月4日まで、奉仕事業日程は1月31日と致しました。
参加者は合計15名、伊丹から成田経由でヤンゴンに向かいました。
今回は衆知を集めた全員活動と銘打って、各参加者に、夫々の役目を持って頂き、集合時間に遅れる人も皆無で、荷物も失う事なく運営できました。

ミャンマーは日本から5000キロ離れており、時差は2時間半、面積68万平方キロメートル、人口5141万人・首都はネーピードー、11世紀のバガン統一王朝を経て 1866年イギリスの植民地となり、1948年に独立を達成した。
国際奉仕事業地の2村はヤンゴンから北西に53キロのオンピンスー村・北東に55キロのミャンコネサンピャー村です。
オンピンスー村には40個のトイレ、ミャンコネサンピャー村には200メートルの深井戸を寄贈致しました。
寄贈物件にはミャンマーと日本の間にロータリーマークをあしらったモニュメントを作り、日本とミャンマーの末永い友好が続く様にと祈りました。

各村からは盛大な歓迎を受け、村人総出で歓迎式典が開かれ、且つ両村から感謝状を頂きました。また、衛生教育として畳谷会員の紙芝居講演も実施し、子供達の教育にも 努力致しました。

国際奉仕事業終了後は、日本大使館・松尾参事官とYMCAからの参加も得て交流会を催しました。強行軍の日程であるにも拘わらず、参加者全員元気で終始まとまって行動して頂き嬉しく思いました。国際奉仕事業の後は、ミャンマー文化研修でバガン探訪の旅に行きました。

11世紀に250年間栄華を極めたバガン王朝の遺跡が残っており、4000もの仏塔が並ぶ様は必見であります。バガンを代表するシュエズィーゴン・パヤーやディーローミンロー寺院、それに最も美しいと言われるアーナンダ―寺院 、最も高いダビニュー寺院、そして日本人戦没者慰霊碑など、見所は沢山あります。

バガン観光の後、ヤンゴン経由で日本に帰りますが、飛行機を待つ間、ヤンゴンのシェダン・パヤー、チャウッタージー・パヤーを見学致しました。今回の事業は昨年の為替大変動により費用が高騰し、実現が危ぶまれましたが、吉田充会員、大羽会員、河内会員、吉田忠会員、吉竹会員、田中会員の御餞別を頂き、大きな赤字を出す事もなく終了できて大変感謝しております。

今回の成果と課題はオンピンスー村の衛生状況が飛躍的に改善した。
ミンコンサンピャー村に年中水を提供できる様になった。
会員同士の親睦が図れた。
ミャンマーの文化・歴史・習慣を学ぶ事ができ、会員の国際的視野が広がった。
日本人墓地を訪問し日本民族の歴史を再認識する事が出来た。
日本民族として、自らの歴史に真正面から向かいあい、平和国家としての歩みを世界の人々に認識してもらい、世界から尊敬を集める国家にならなければならないと感じた。
吹田ロータリークラブの活動を世界に発信する必要を再認識できた。
国際奉仕事業はあくまでも現地住民の生活文化向上をめざし自己満足であってはならない。
素晴らしい文化と歴史の国ミャンマーの発展に協力する人道支援の活動でなければならない。
であります。
予定通り2月4日に全員無事帰国できました事は望外の喜びであります。
御支援有難うございました。

以上

トイレ寄贈

深井戸寄贈

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