卓話 2017年10月19日

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米山奨学生としての感想


米山奨学生
鄭 芝媁 様

 ロータリー米山奨学金を受給して以来半年間、これまでの奨学生生活で得たものは、たくさんあります。奨学金による経済的な支援を得ただけでなく、RC独自の世話クラブとカウンセラー制度によって、日本での生活は、以前よりはるかに、豊かになりました。
 今年の4月、オリエンテーションで池田くれはRCに所属するって知らされ、そこで出会ったのは、田中先生、そして2人の上品な女性、坂田さんと吉井さんでした。自分はとてもラッキーで、2人のカウンセラーさんがついていてくれます。そして初めての例会は、ちょっと特別な花見例会で、愉快な雰囲気のなかでみなさんと焼き肉を食べたり花を見たりしました。その後、自分は毎週例会に出席しています。自分の所属する池田くれはRCの皆さまは、とても親切で、クラブ自体がファミリーの様です。毎週行っている例会は、面白い行事が多く、いつも和気あいあいの雰囲気です。毎週ごとに通っても、一切ストレスを感じさせず、むしろ毎週の楽しみになっています。
 RCに入って以来の毎日は、とにかく充実しています。毎週の例会以外にも、様々な行事に積極的に参加しました。5月の3日間のライラセミナー、6月の吉本観劇移動例会、7月の米山総会、8月の世界米山学友会設立式典など、多彩なイベントに参加することによって、自分もクラブの一員だという認識が強まっています。
 RCは、日本語でコミュニケーションする場を与えてくれました。おかげさまで自分の日本語能力も、レベルアップした感じがします。昔は、こうしてみんなの前に立ってスピーチするのが本当に苦手でした。しかし、米山奨学生になって以来、RYLAセミナーと卓話スピーチなどの経験を通じて、「大勢の人たちの前で発言すると震える」という自分の短所を、ようやく克服しました。
 カウンセラー制度という心強い制度を通じて、自分は生涯の先生を得ました。カウンセラーさんは、母のように自分の面倒を見てくれました。生活面でも、学業においても、いっぱい助けてくれました。自分が異国の日本で、本当に頼っていい人ができました。
 奨学生になって以来、たくさん貴重な経験、それと初めての体験を得ました。あと数か月、奨学生としての生活を楽しんで行きたいと思います。そして、感謝の気持ちを持って、将来母国と日本との懸け橋となって国際社会で活躍することを目指し、国際平和の創造と維持に貢献する人となるように、今後も頑張っていきます。