卓話 2021年04月01日

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私とボランティア~吹田ホスピス市民塾~


吹田ホスピス市民塾 会長
小澤 和夫 様

1.そもそも・・・: 40代からボランティア活動に憧れる。
 これまで: 吹田朗読パフォーマーの会、吹田傾聴ほほえみ、など。吹田市では、吹田市自治基本条例審議会委員(市民部会長)、吹田市20世紀ビジョン策定100人委員会。

2.現在: ①吹田ホスピス市民塾会長、②公益財団法人日本尊厳死協会関西支部顧問、③音訳グループ「とも」会員(元代表)、④ホーム転落をなくす会関西支部長。

3.吹田ホスピス市民塾: ・設立2006年度「吹田まちづくり市民塾」の一つとして採用され、15年目。
 ・目的「がんになっても安心して暮らせる街づくり」をめざす。

 主な活動
 ①ピアサポート活動 2人に1人が「がん」にかかる時代。多くの、そして大きな悩みと不安をお持ちの方が話し合い、寄り添って(医療者や家族にも話しにくいことをなど何でも)お話になる中から心が穏やかになっていかれます。また、必要な情報も提供。現在、市内5か所で月6回、14時間。
 ②吹田在宅ケアネット 2007年設立。
 ③広報活動 講演会(2年に1回)、公開講座(60回)開催の他、「みんなの健康展」、デュオ祭等に出展。
 ④外部活動 大阪府がん患者団体協議会(会員)。大阪府がん対策推進委員会委員等。

4.吹田のがんの現状: 死亡の第一順位。がんで亡くなる人が、年約900人。罹患者は約2,500人。がんの原因は、喫煙と感染症!でも、完全な予防は出来ない。
  早期発見・早期治療:検診で早期発見すると、約95%の人が治る。しかし、検診率は50%以下。

5.患者さんとのお話しで、最も強く感じること…
  患者と医療者とのコミュニケーションギャップ。〇患者・家族の皆さんにお伝えしていること。
 ・医療職への希望・期待。

 こんな社会に: 「がんになっても安心して暮らせる街づくり」を、目指して、医療者と患者のコミュニケーションがスムーズに。SDM(シェアード・ディシジョン・メーキング、協働意思決定)。
 誰もが、「人生の素晴らしい物語」を背負って生きている。一人一人の「命の質」を、最期まで大切に。「患者ファースト」:人生の最終段階は、患者の気持ちに添って。
 ボランティアの4条件。いま、青春の真っ只中!

 私の夢: がん患者・家族が集える常設の場所:
 ・マギーズ東京 年間6,000人。
 ・元ちゃんハウス(特定非営利活動法人がんとむきあう会) 年間3,000人。

以上