卓話 2019年10月31日

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~経済と地域社会の発展月間に因んで~
持続可能な地域創生へのチャレンジ


株式会社 ローカルフラッグ
代表取締役

濱田 祐太 様

要旨
 今、日本は人口減少社会へと突入しており、2050年には1億人を切ると言われています。各地では、「地方創生」の名の下、移住施策や産業施策が取り組まれています。私も、京都府与謝野町にて、「生まれ育った故郷をなんとかしたい!」との想いから2019年7月に株式会社ローカルフラッグを設立いたしました。ローカルフラッグという社名は、人口が減少し、プレイヤー不足になっている「地域の旗振り役」を担うという想いを込めて名付けました。
 弊社は、「持続可能なまちづくり」を目指して、行政や地域団体、金融機関などと連携を組みながら、日々事業活動に取り組んでいます。持続可能とは、ビジネスとして利益と雇用を生み出しながら、地域課題を解決していくことであると考えています。それを実現するためには、「この地でビジネスをしたい」「与謝野町の資源を使った事業をしたい」というプレイヤーが不可欠であると考えています。絵を書くだけ、アイデアを出すだけではなく、覚悟を持って取り組むプレイヤーこそが、必要です。だからこそ、弊社は「地域の旗振り役」として、自らが率先垂範してチャレレンジしていくこと、そして地域で内発的にチャレレンジが生まれ続ける仕組みづくりに取り組んでいきます。
 今回は、現在取り組んでいる事業である地域企業と都市部人材の兼業マッチングを行う「ふるさと兼業」や行政と連携して地域課題解決を担う「起業家育成」。また、現在構想中である与謝野町で栽培されている「ホップ」の活用と日本三景天橋立の環境問題である「牡蠣の大量繁殖による牡蠣殻の放置問題」の解決をもたらすブルワリーの立ち上げなど事例を交えながら、これからの地域とチャレレンジについてお話いたします。