2016年度WCS事業報告

フィリピン国際奉仕事業報告   岡本幸治

今回の国際奉仕活動の事業目的は、【Eハブ教育システムに依るコミュニティ強化プロジェクト】と銘打ってフィリピン・ボホール島のヤンディング地区にある小学校にインターネット環境を併設した図書館を建設し、小学校の生徒だけでなく、世界の情報から隔絶された地域住民に世界情報取得の為の機会を提供し、民度向上を図る目的で遂行されました。訪問日程は2017年2月8日から2月12日まで、奉仕事業日程は2月10日と致しました。
国際奉仕事業地のヤンディング村はボホール島のタグビララン市から海岸沿いに北西へ50キロ余り離れたマリボリック市の近郊でジャングルの中にあります。我々の到着と共に、小学校の生徒150名が日本とドイツの旗を振り、大歓迎してくれました。今回のプロジェクトの最も大きな特徴は、建設資金をドイツのグリーンワルトRC及び、日本の吹田RC、そして、フィリピンのタグビラランRCが協力して実現した事です。三か国のRCがお互いに信頼関係を構築できた事が最も価値ある事と考えております。贈呈式典は、マリボリック市長、ヤンディング村長の御臨席を得て、厳かにも、暖かい雰囲気で進められました。また、小学校の生徒が熱心に練習した民族ダンスを披露して、我々の訪問を心から歓待してくれました。16名の吹田RCの事業参加者と子供達との交流場面も随所に見られ、日本とフィリピンの相互理解が大きく進展したと思っております。
今回の共同企画によって、【インターネット環境の整備を通じて住民の民度向上に貢献できた】【今回の国際活動を通じて吹田RCの国際感覚の醸成・地位向上に貢献できた】【タグビラランRCとの交流を通じてフィリピンを理解できた】と考えます。国際奉仕委員の皆様、参加頂いた会員の皆様、御支援頂いた吹田RC会員全員の皆様に感謝申し上げます。


  インターネット環境を併設した図書館を寄贈