2017年度WCS事業報告



ミャンマー国際奉仕事業報告   委員長 田中豊司

【シャン州保健省にての寄贈式典】
この度の国際奉仕活動は地区補助金を受けて「ミャンマー国シャン州母子保健プロジェクト」として「ドプラ胎児診断装置」の寄贈を目的とし訪問しました。
日程としては2017年11月21日より26日まで総勢16名(会員10名、会員以外6名)にて訪問しました。吹田ロータリークラブとしては2000年~2007年にかけてマンダレー地区への支援活動を行ってきましたが、この度の活動は母子福祉協会とNPO法人である日本の国際医療奉仕団ジャパンハート(吉岡代表)との協力を得て今回のプロジェクトの運びとなりました。ミャンマー国内で最大の少数民族・パオ族では医療サービスが遅れているため、5歳児未満の死亡率がアジアでワースト5に入ります。
胎児の異常を早期に発見するために、心音測定をするための機器「ドプラ胎児診断装置」を贈呈することができました。
今回、我々プロジェクトチームがミャンマーを訪問しセミナーを実施する予定でしたが、ミャンマー国の政府の方針により助産師等が駆り出され予防接種することになりセミナーが実施できませんでした。 しかし、ジャパンハートスタッフの計らいにより助産所への訪問が叶い、しかも妊娠7カ月の妊婦さんの協力もあり、ドプラによる心音測定ができました。当の妊婦さんも自分の赤ちゃんの元気な心音を聞くことができ大変喜んでおられました。このことは我々チーム全員が感動を得ることができました。
今後、ジャパンハートのスタッフがセミナー、機器使用のモニタリングを行うことになりました。
このプロジェクトが母子保健に貢献できることを切望します。
この度はこのプロジェクトにご参加頂いた国際奉仕の皆様、参加頂いた会員の皆様、御支援頂いた吹田ロータリークラブ全会員の皆様方に感謝申し上げます。


シャン州タウンジー地区にて


ドプラによる心音測定